G-MATRIX
AI技術を活用した自然言語によるクエリで
DBのデータを検索・分析し、結果を可視化する
生成BIソリューションです。
- 人工知能データアナリスト
- 話すだけでできるデータ分析
- オンプレミスでセキュリティ強化
G-MATRIXは、ユーザーの自然言語による質問を基に、データベースからデータを抽出し、分析して結果を視覚化するだけでなく、近い将来を予測することで、企業が必要とするインサイトを発掘できるよう支援する生成AIソリューションです。企業の業務担当者は、G-MATRIXを活用することで、データベースの構造やSQLコーディングの知識がなくても、意思決定に必要なデータを簡単かつ迅速に検索・分析し、効率的に意思決定を行うことができます。ユーザーが対話するように疑問点を質問すると、G-MATRIXがその自然言語を認識し、データ検索用のクエリを自動生成し、結果提供に必要な画面を開発して、質問に応じた数値、テキスト、ピボットテーブル、可視化された画面などで回答を提示します。
機能
自然言語認識
ユーザーの質問を分析し、自然言語をエンジンが理解できる構造に変換します。
- DBの正確なフィールド名でなくても、「製品」、「製品名」、「商品」、「商品名」、「製品の名前」など類似の表現をDBのフィールド名に自動変換してクエリを生成。
- 誤字があっても問題ありません。例えば「Anternet」と入力しても、文脈から「Internet」と判断します。
- DBに「四半期」データがなくても、G-MATRIXが「第1四半期」の意味を理解し、1月、2月、3月のデータを集計して第1四半期として表現します。
データ照会のためのクエリ文の自動生成
LLMが把握した内容を基に、G-MATRIXのAI EngineはDBからデータを抽出するためのクエリ文を作成します。
G-MATRIXは文の意味を把握し、Whereを適用すべき条件なのか、Selectを適用すべき条件なのかを把握し、文の内容に合わせて照会条件を自動的に設定します。
質問の意図に沿った最適な結果画面を提示
AIとローコードベースの画面生成技術を活用し、数値・テキスト・表・ピボットテーブル・視覚化チャート・ダッシュボードなど、質問の意図に応じた多様な結果画面を提供します。
パーソナライズされた学習
個々のユーザーの質問意図を理解し、同じ質問でもユーザーごとにカスタマイズされた回答を提供します。
予測
データ分析を通じてビジネス状況を把握するだけでなく、AIアルゴリズムによる予測結果も提供し、ビジネス意思決定をサポートします。 (Ver. 3.0から対応)
業務生産性向上のための付加機能
業務効率を高めるために、以下のような付加機能を提供します。
- 結果データの保存(Excel、PDF、業務システム画面などへの出力)
- 結果画面のメール送信(共有や報告のため)
- 繰り返し作業のスケジューリング設定
処理プロセス
特徴
最小限の学習と高い結果精度
G-MATRIXは他の生成型AIソリューションと異なり、企業のDB全体を学習するのではなく、BIツールと連携し、そのデータ分析機能を活用します。最小限のBIメタ情報(テーブル名、カラム名など)を学習し、BIの機能を通じてデータを照会・分析するため、正確な結果を迅速に提供します。さらに、実際の企業データに基づいて分析することで、ハルシネーションを抑え、高精度の結果が得られます。
複数のデータベースと連携可能
G-MATRIXは企業内のさまざまなDBと連携し、ユーザーの自然言語クエリに基づいて、最適なDBからデータを自動的に検索・照会します。
- SAP HANA, Oracle, MySQL, MS SQL, IBM DB2…
- Legacy DB, DW, DM…
データセキュリティの確保
学習するのはテーブル名やカラム名などのメタ情報のみで、実際のDBデータを学習しないため、外部へのデータ露出リスクが低減されます。また、オンプレミスLLMを採用し、社内ネットワーク内に専用の生成型AIシステムを構築することでセキュリティも強化されています。
繊細な権限管理
個人や部署、役割ごとにデータ閲覧権限を細かく設定でき、データの詳細内容をマスキングしながら全社レベルのデータ分析が可能です。 (権限のないデータはマスキング処理されて提供され、全体のデータ分析に活用されるが、詳細データを確認することはできない)
コラボレーションツールとの連携
G-MATRIXは、企業内で使用されている業務協力ツールと連携しており、チャットウィンドウを通じてチームメンバー間で情報を共有したり、G-MATRIXのチャット機能から直接データを照会することができます。チャットウィンドウ内で「Gチャット」アイコンをクリックすると、必要なデータをすぐに要求・質問し、その場で回答が得られます。
様々なLLMをサポート
LLMはLarge Language Modelの略で、巨大言語モデルを意味します。大量のテキストデータを学習して人間の言語(自然言語)を理解し、自然言語で文章を生成します。G-MATRIXは、BI-IMATRIX独自のLLMを基礎とし、クラウドやオンプレミス環境にも対応した生成型AIをサポートします。これにより、顧客の要件に最適なLLMを適用可能です。G-MATRIXはDB照会用のクエリを生成する役割を担い、ユーザーの自然言語クエリに応じたデータの抽出・分析を行います。
G-MATRIX MX-7B
企業のデータ分析業務に最適化されたBiimatrixのLLMです。70億個のパラメータを持つ軽量言語モデルで、産業群に特化した5万個以上のデータ分析用質問と様々な可視化ダッシュボードテンプレートを学習し、自然言語で企業のデータを抽出し、データの特性に合った可視化画面を推薦します。企業内部のデータ分析業務用に軽量化・最適化し、最小限のハードウェア資源を活用しながら高い処理性能を提供します。G-MATRIX MX-7BはHuggingFaceに登録されています。